
ベトナムのソウルフード – 中部 Part 1 中部の概要 ベトナム中部は南北に長く、西側に沿った山脈及び南シナ海に囲まれています。東西方向の最も狭いところは 50 キロメートルしかありません。自然が厳しく、シナ海に広く接するため、他の地域と比べると独特な味の食文化があります。 コムヘン (Cơm hến) は中部の古都フェのソウルフードです。調理方法はとても簡単で、できあがりは美味しい料理です。この料理の起源は昔のフォン川の岸辺に住んでいた庶民たちだそうです。200年ほど前に嘉隆(ザーロン)王の時代に生きていたフィン家族の夫婦はとても貧しく、冷ご飯(コム)とシジミ(ヘン)などで飢えをしのがないといけませんでした。その後、コムヘンというような料理が作られ始め、フェの庶民階層に流行っていきました。 コムヘンは、炒めたシジミを野菜、バジル等のハーブ、ピーナッツなどと和えて白米にのせ、最後にシジミ汁をかけて食べる料理です。シジミ汁は温かいですが、その他の白米や野菜などは冷えたものを使います。ただし、必ずしもシジミ汁をかけないといけないわけではありません。おすすめは、激辛のチリソースをかけて食べることです。お店によって使用する材料に違いがあるので、食べ比べをしても良いでしょう。コムヘンは朝食として食べることが多く、一部のお店は昼前に閉店するため、注意が必要です。 Xem thêm: Thể…